2007年12月29日土曜日

ギークとスーツの間に横たわる深い溝

埋まらない...絶対に。

日本のSIerの構造ではギークは評価されず、スーツが評価される
ばかり。SIerの経営者の頭の中では仕様書が完成した時点で
システムは完成したも同然という誤った認識が蔓延っている。
ギークを仕様書の転記屋くらいにしか認識していないのである。

SIerのスーツは頭の中の穴だらけの仕様を仕様書におとし、
そのツケを全てギークにまわすことが多いにも関わらずである。
スーツの多くは穴だらけの仕様による不具合を全てギークのせい
にして自分に非がないかのように振舞う。

SIerのスーツは「ユーザ」を持ち出して自分に都合の
よい方便でギークを納得させようとする。
そこで、スーツの言い分に騙されるようでは"お先、真暗"。

SIerのスーツにとって、建前上お客さんは大事、実際は
ユーザ第一と言いながら、ユーザからの対価(=自分への対価)
が第一。

スーツはスーツの論理で動いていて、ギークを理解しよう
とはしない、理解しているふりをするのみである。
ギークに自分の論理を押し付けて、上手く使おうという
スーツが大半。

スーツはギークがいなければ何もできない、仕様があっても
優秀な実装者がいなくてはシステムは完成しないが、
ギークを自分と対等だと思っているスーツは日本のSIerには
いない。

真のギークを目指すなら、SIerでスーツと仕事をするあるいは
し続けるのは百害あって一利なし、時間の無駄。

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