もはや、DIコンテナは最先端の技術ではないと思う。
個人的にはDIコンテナという範疇の中での瑣末な違いに作者以外が
拘ることが何の得になるのか、さっぱりわからない。
今後10年生き残る技術かと問われれば、10年生き残るかは不明と
答えるし、10年近く生き残る事が決まっているかのごとく書かれた
文章を読めば、疑問符が10個以上、頭の中を飛び回る。
DIコンテナの登場による祭りは世界では過去の出来事にも関わらず、
日本の技術者の一部では未だにお祭り騒ぎが続いているようにみえる。
DI(IoC)という概念自体はDIコンテナが登場する以前から存在し、別段
最新の概念ではない。DIコンテナの登場により脚光を浴びるように
なっただけであり、DIコンテナと共に登場したわけではない。
そのことは1997年刊行1998年改訂のJavaプログラムデザインの中で
既に紹介されていることからも伺える。
ソフトウェア工学の分野では既に存在した概念が数年遅れで世間で
流行し、最新の技術のようにもてはやされるのはありがちなことだとは
思うが、言語仕様の概念でもない精々ミドルウェアの実装概念の一つ
に過ぎない技術の流行が今後何年も続いていくものであるかのように
錯覚しているとすれば、ある種、滑稽ですらある。
DIコンテナはゴールデン・ハンマーでも万能ナイフでもない。
推敲中...つづく?
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