2008年1月4日金曜日

日本のSIerにギークの居場所はあるのか?

全くといってよいほど、ない。(真の)ギークを目指すなら、
SIerに居続けるのは時間の無駄、スーツにいいように
使われて人生を浪費し、自分の精神をすり減らすだけ。

SIerに居続けるならスーツに転向するしか生きる道はない。
顧客の業務を理解し(理解するためにはまず覚え、頭の中で
咀嚼しなくてはならない)、顧客と折衝し、プロジェクトを
まわし、金勘定をする方法を覚えるしかない、ギークの
ロジックを捨てスーツのロジックを身に纏うしかない
のである。
一部にSIerの中で自分の立ち位置を確保するギークがいるが、
その人は例外中の例外に当て嵌まった人物であり、稀少な
存在、それを目指すのはやめたほうが良い。同じ会社では
尚更近い世代に同じ立ち位置のギークな人材は僅かしか
必要とされない。この狭き門に挑むのは茨の道を往くことで
あり、最後に薔薇色の未来が待つ可能性は限りなく低く、
そこに到達できる人間も極僅か。

OSSというSIerにとっては無料(タダ)で使える有難いソフトウェア
群が現れ、その傾向は益々強くなっている。

一応、スーツに転向したからといって薔薇色の未来が待ち受けて
いるわけではないことも付け加えておく。他のスーツにいいよう
に使われる局面は回避しやすいかもしれない。

スーツを指向しない、あるいはスーツが自分に向かない
のなら、SIerに勤めるのを辞めて、業務システム開発
以外の道に進むのが最善の選択肢である。

少なくとも、ギーク指向の本人にとってはどうでもいい
システムを作って人生を浪費する苦痛からは開放される。

システムを実装する技量があることと、業務システム開発
に魅力を感じないことは別次元の問題。

SIerでの業務システム開発に魅力を感じる(真or真指向の)ギーク
はいない。

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